このページでは、漢方薬の体験談を掲載しています。

・困っていた症状
・使用した漢方薬
・年齢・性別
・飲み始めたきっかけ
・病院の探し方
・実際にかかった費用
・続けた期間
・飲み方の工夫

などの質問に、体験者さんが教えてくださった体験談になります。

↓↓以下が体験談になります↓↓

私が困っていた症状・病気、使用した漢方薬

46歳の時の体験です。専業主婦で,子供は中学生と高校生の育ちざかりの頃です。特に持病はなく,肩こりもなく,運動不足気味ではありますが,健康でした。体系は中肉中背で,下半身が太っていて,夕方に足がむくむことがありました。下腹に脂肪がついていました。
ある日突然,原因不明の背中の激痛に襲われ,病院巡りをするも,病名の診断も,投薬もなく途方に暮れていたところ,ある内科漢方医院で,桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)を処方してもらい、症状が改善しました。

 

桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ):ツムラ18番の効能・効果、副作用

 

 

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)を使用するまで

それは,4月のある夜の就寝中に突然起きました。真夜中の2時頃だったでしょうか。左の背中中ほど,肩甲骨のしたくらいに激痛が走ったのです。強盗がはいって,背中に包丁を突き立てられたのかと,死を意識するほどの痛みでした。目が完全に覚めて,次に冷静に考えたのは,心臓発作です。若いころに一度不整脈が出たことがあるので,そう思いました。痛みに耐えること30分。心臓発作ならもうとっくに息絶えてる・・・・激痛の中,「痛いけど,心臓病じゃあないな・・」と思いました。

 

とりあえず救急車を呼ぶ必要はないと考えました。田舎なので,救急車を呼ぶと,近所でいろんな噂を立てられ,のちのち大変なことになるので,119番には電話せず,とりあえず朝まで様子を見ることにしました。今思えばわれながらよく我慢しました。

 

刃物が刺さったような痛みと,少し痙攣するようなぴくつき。横になっても,座っても,立っても,うつぶせてもどうにもなりません。シップも聞きません。なぜだか背中を丸めて,膝を曲げた中腰が痛みを一番軽くできました。ソファに手をかけ,そんな不自然な姿勢で,朝まで耐えました。途中夫が目を覚まし,さすってくれましたが,それも何の効果もありませんでした。

 

朝になり,歩いてすぐにあるかかりつけ内科へとりあえず行きました。待合室でもうずくまりたいほどの痛みでした。すぐに心電図,レントゲンを撮ってもらいましたが,ベットに仰向けに寝ると激痛がさらにひどくなりました。しかし,どちらも何の異常なし。処方されたのは,精神安定剤。もちろん飲みませんでした。さらに少し離れた中規模総合病院の整形外科へ。そこでも診断は「異常なし。」湿布を出されましたが,やはり痛みは治まりません。

 

次は義妹の夫の営む接骨院へ。原因不明だからととりあえず電気をかける,マッサージをするというだけの施術を受けるために一週間ほど通いました。しかし,帰宅後は熱を持ち,かえって悪化してしまいました。もともと小姑は意地が悪く,電流パットをつけるのも,いい加減で適当,投げやり。ついには頭に投げつけるように貼られたので,すぐに通院をやめました。痛みのためとはいえ,もともとストレスの元凶である人のところへ治療に行ったのが間違いでした。

 

偶然,その半月ほど前に友人が「こんな整体に通っているのよ」と,会誌をくれたことを思い出しました。私は元気だし,どこも悪くないから必要ないわ・・と,そのままにしていましたが,すぐ,電話予約。遠方で,家から2時間ほどかかりましたが,激痛は少し和らいだものの,ひたすら耐えるしかなかった私には,藁にもすがる思いでした。そこは,野口整体という文部科学省管轄の整体治療院で,義妹のところのいわゆる田舎の電気かけるだけ,揉むだけ屋とは違いました。そこで指摘されたのは,産後の養生をちゃんとしていないこと,骨盤が曲がっていること,長年“いい人”で,我慢強く,無理を続けていたのでは?ということでした。あまりに当てはまりすぎて涙が出ました。そこに定期的に通うことになりましたが,それでも痛みが軽くなるわけではありませんでした。

 

 

ただ,奇跡的な偶然で,すぐ近くに十何年も前に通ったことのある漢方内科があることを思い出しました。そこへ,整体後すぐに直行しました。以前の更年期症状は先生のおかげで無事乗り越えて,健康に過ごしていたことを報告し,先生に今回の症状を詳しく聞いていただきました。そして一言,「ストレス性の背中の肉離れですね。」「???肉離れ???」足の肉離れは聞いたことがありますが,背中にも?? ストレスで筋肉に痛みが来るの? 驚きでしたが,いつも原因不明の症状に答えをくださるので,安心しました。

 

 

漢方薬はどこで処方されたか

昔通ったことのある内科医院(漢方処方が優先)で,その後とても元気だったので,通っていたことを忘れていたほどでした。前回のことを思い出し,安心してそこで再びお世話になることにしました。

 

漢方薬の探し方ですが、私の場合は以前,子供のアトピー症状がが皮膚科ではなかなか好転しないので,近くの漢方薬局へ行って相談したことがありました。そこである漢方を処方されましたが,急に湿疹がさらにひどくなり驚いて中止したことがありました。好転反応かもしれませんが,やはり医師の診断を受け,体全体症状を見ていただいた上で処方してもらうのが安全で大切だと思いました。素人判断や医師免許のないところでの投薬は心配な気がします。

 

 

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)の効果が出るまでの時間

これからも付き合うことになる半慢性的な痛みのように思っていました。西洋薬の痛み止めのように胃腸を荒らしながら,薬の効いている間だけ痛みが消えるたぐいのものではないので,少しずつ効いてくれたら十分でした。

 

いただいてからすぐに服用。それこそ急に楽になることはありませんでしたが,薄紙をはぐように,少しずつ少しずつ痛みが軽くなりました。1か月もたつと,だいぶ楽になりました。

 

 

 

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)を続けた期間

幸いそれから暑い夏になる季節でしたので,体を冷やすこともなく,3か月服用したころから,痛みをあまり意識せずに生活できるようになりました。ただ,痛かったところは筋肉の奥に痛みの「芯」がまだ残っているようで,痛くはないし,しこりでもないですが指で強く抑えるとかなり痛い状態です。
漢方は長く飲まないと効かないとよく言われますが,急性症状には割と短期間で効果があるように思います。また,普段健康で何のお薬もサプリもとっていなかったので,それもあって効きがよかったのかなとおもいました。
のど元過ぎればなんとやら・・・,痛みが消えて,生活に支障が出なくなったら,遠いし,まだまだ子供にお金がかかる年齢でしたので,自分の体は後回しとなり,4か月ほどで,通院はやめました。

 

 

 

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)の副作用

副作用は全くありませんでした。

 

 

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)を使用した費用

費用は診察代が500円~800円台,お薬代が3000円前後だったように思います。
通院費は車で行けば2時間くらい,電車,バスと乗り継いでいくと往復で3000円以上かかりました。

 

 

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)の飲み方で工夫したこと、用法、味

ぬるめの白湯でエキス剤を食前に服用しました。最初の2か月は葛根湯も一緒でしたが,特に抵抗もなく味もそんなに特徴的なものではないので苦労はありませんでした。

併用薬や併用した漢方薬

初めの2か月は痛みがひどかったので,上半身の血流をよくするという葛根湯を一緒に処方してもらいました。葛根湯は風邪の引き初めにと我が家に常備している漢方なのでなじみがあり,安心でした。町の薬局で買うより,処方箋を出していただいたほうがずいぶん安かったので,やはり診察を受けたほうが経済的だなと思いました。

 

 

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)の全体的な感想

痛みが起こった時,前日に身体的に無理をしたとか,重いものを持ったとか,肩の凝る手仕事をしたとかの直接的な出来事は何もなかったので,激しい痛みに本当に不安でした。まだまだ五十肩になる年齢でもなく,原因不明を再び漢方薬に救ってもらったという印象です。少しずつ少しずつですが症状が和らいでいく感じをよく覚えています。

 

 

この体験談は、実際に漢方を使用された方から寄せられた体験談です。詳しい効果に関しては、ご本人さんにしか分からない症状もあるため、寄せられた体験談をそのまま掲載してあります。(一般的に本や教科書に書いてある症状や検査や効果ではなく、使用された方の体験談です)。効果や安全性に関しては、本来は体験談よりも多数の患者さんに使用した統計の方が信頼度が高いとされ、体験談というのはそういう意味ではエビデンスレベルは低いものと一般的にされております。ただし、実際に友人とのお話などをきっかけに、病院を受診してというのは世間的にも多い流れかと思い、また読者さんからの興味もある話題と意見を寄せられたため、このたび掲載になりました。あくまで一人の体験談として留めておいていただき、効果や安全性を保証するものでは一切ないことをご承知ください。実際に漢方を使用される方は、必ず専門家の方への相談をお願いします