漢方薬の併用に関しては、一般的にはいくつかの漢方薬を併用することはよくあることであり、問題となることは少ないとされます(もちろん状態に合わせてテーラーメイドすることで)

 

ただ、注意する方が良い場合もありますので、そちらを紹介します。

 

1.中に含まれる処方が重複している過量となる場合

2.効果が類似した処方をする場合

3.生薬が重複し、過剰投与になる場合

 

の3点です。

 

中に含まれる処方が重複している過量となる場合

例えば、柴苓湯という漢方薬は、小柴胡湯 + 五苓散と分けることができる漢方薬です。この場合、小柴胡湯を元々飲んでいる方に、柴苓湯を処方すると、小柴胡湯が普通の倍量入ることになるため、過量となってしまう場合があります。

 

効果が類似した処方をする場合

例えば、葛根湯と麻黄湯は解表剤に分類され、ある程度似た効能を持っていますが、こういった処方を2つ合わせると、過量となってしまう場合があります。

 

生薬が重複し、過剰投与になる場合

甘草、大黄、麻黄、人参、桂皮、芒硝、地黄、当帰などの生薬は、過量投与により副作用が出る場合があるため、これらの生薬が重複している場合には注意が必要とされています。